山内 日名汰
Q. シニアの方と話したいことは何ですか?
心に大切に留めている沢山の素敵な想い出やご経験。そして、当時の貴重な知恵や語り継がれていきたいもの。そして、普段なかなか身近な方にはお話しできていない事柄をはじめ、どのような話題でも是非そっとお聴きさせて頂けたら大変嬉しいです。
Q. 会話パートナーになったきっかけは何ですか?
大きく分けて、2つございます。
冒頭にお話しさせて頂いた『人生にひなたを創るきっかけ』をナベトモと共に直接お届けしていきたい為です。この言葉には性別や世代を超えて、どのような人生背景にも関係なく。 心から笑顔で過ごせる方を増やしていきたい。そのような想いを込めています。この想いが生まれた大きな契機の一つとして、僕自身が幼い頃から父がおらず、祖父母と長い間生活を共にしており、世代を超えた会話の時間を育んできた(今年で26年間の月日を迎えます。)と同時に、何度何度も支えられ助けられてきたからこそ。今度は自分ではない誰かに。他者に幸せと笑顔のきっかけを届けていきたいです。
2つ目は、介護現場で出会った原体験に遡ります。最終学歴は理工系に進学したのですが、その時間の中で自分が本当にやりたいことではないのかもしれない。不思議な直感が何度も頭をよぎりました。僕が本当に心の底から行動していきたいことは何なのか。何度もその答えを探し続けました。大学卒業間近、それは「人とのつながりや温かい時間を育むこと」だと感じました。そこで自分自身を信じて、思い切って180度進路変更を果たし、福祉の道を志しました。社会人として初めての仕事に「介護」を選択し、ご縁に恵まれ大手介護施設に従事をさせて頂きました。ですが、日々働かせていただく中で、ある大きな「現実」に気が付きます。それは、入居者の方々とのー【圧倒的な会話の少なさ】ーでした。日によってはひと言も会話を交わせないまま終える日も。たしかに介護の仕事は業務が多いことも事実ではありますが、たとえ元気がある方だとしても日に日に孤立/孤独感を感じ、健康であるはずの心身も急速に衰え、何よりも大切な『笑顔が少なくなっていく』光景を目の当たりにしてきました。当時の様子は、脳裏に強く印象深く残っており、今でもこころが痛む時があります。人間の最大の病気は「孤独」なのだと、僕は思います。施設に限らず、もしお一人で住まわれている方やご自宅で過ごされている方にもこのような問題が起こるのであれば、今後多くのご年配の方々の幸せが失われていく、そう強く感じてきました。だからこそ、本当に必要なことは「他者に寄り添い、言葉を交わし合う時間。」まさにこの願いを体現してくださる場所が、ナベトモであり、迷う事なく会話パートナーへ参画させていただいた僕の大切な大切なきっかけです。
Q. ナベトモご利用を検討されているシニアの方にメッセージをお願いします!
画面越しの人と人をつなぐ架け橋、それが【ナベトモ】です。人生は偶然の新しい出逢いに出会えるかで、大きく変わると思います。そして、ナベトモはそれを可能にしてくれる場所なのだと、確信しています。世代が異なるからこそ、色鮮やかに紡がれる「お話し」の時間。そのような30分間をぜひご一緒に作っていけましたら大変嬉しい限りです。いつでも、僕のひなたへ温まりにお越し下さい。素敵なご縁にお逢いできますように✨