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私たちについて

2022年2月、東京・世田谷の住宅街にあるスターバックスで出会った仲間が、「かけがえのない人と人とのつながりを支える:Stand for Valuable Human Connections」というミッションを掲げて、株式会社nabeを設立しました。社名の「nabe」は、人が自然と集まる「鍋」から着想を得ており、それは英語の俗語で「ご近所」や「隣人」を意味する単語でもあります。

代表のマイケルは、高齢者施設の運営経験があり、そこで、社会や人との繋がりを失い、孤独に寂しく亡くなっていく人々を多く見送りました。それを原体験として生まれたサービスが「nabetomo(ナベトモ)」です。nabetomoは、健康寿命の延伸を目指した高齢者向けのオンライン会話サービスです。会話の相手は若い世代であり、そこに私たちは価値ある人と人とのつながりを見出しました。

 

最低限のサービス機能を準備して事業の検証を始めたのは2022年5月のことでした。当初から、幸運にも私たちのビジョンに共感してくださるパートナー企業や自治体をを見つけることができました。2023年1月には、信州ベンチャーサミットのソーシャルビジネス部門でグランプリも頂戴しました。しかし、残念ながらハードルが高すぎました。約3年間、様々なユーザー獲得の試みを重ねましたが、市場に橋頭保を築くことができませんでした。詳しくは、共同創業者の一人である王子田がnoteに寄稿した記事をご覧ください。

 

2024年12月、nabetomoのサービス提供を終了して事業のピボットを行うことを決めました。私たちは、複数のサービスコンセプトを考案し、需要性の簡単な検証を行いました。人と人とのつながりを軸とした私たちのミッションとユーザーのニーズの両面において、最も有望視されたアイデアは、壮年期に特化したマッチングアプリでした。実を言うと、CEOのマイケルとCTOのミシャの二人は、マッチングアプリで結婚相手と出会っているという個人的な親近感もありました。こうして、私たちのマッチングサービス「irori」は誕生したのです。

 

このコンセプトへの関心を深く掘り下げ、多くのユーザーと直接話をした結果、マッチングアプリには、搾取的で複雑な価格設定、ユーザーフレンドリーではないデザイン、多くの偽ユーザーの存在、といった問題があるという結論に行き着きました。私たちは、この分野において、ユーザーが最も求めている「出会い」に集中できるよう、よりシンプルで分かりやすく、安全なソリューションを提供したいと考えています。これを実現するために、iroriはシンプルなインターフェース、すべての機能を利用できる単一で手頃な価格プラン、そして悪質なアカウントから保護するための多層的なユーザー認証を備えています。

 

私たちはこの新しい方向性に大きな可能性を感じています。ユーザーの皆様に最高の体験を提供するためにまだ学ぶべきことがたくさんありますが、皆さんからのフィードバックが私たちにとって最高の教師でありギフトです。皆様からのご助力に期待するとともに、感謝を申し上げます。

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